金田一37歳の事件簿の打ち切り理由はつまらないから?一時期休載したのはなぜ?

金田一37歳の事件簿の打ち切り理由はつまらないから?一時期休載したのはなぜ?

連載開始当初、掲載誌を約1万部増売する異例の好スタートを切った「金田一37歳の事件簿」。

「25年前にワクワクして読んでくれた人たちにもう一回読んでほしい」というコンセプトで20年後が描かれ話題となりましたね。

しかし、そんな長寿作品にも打ち切りの噂があったようです。

結論、「金田一37歳の事件簿」は打ち切りではなく、意図的に完結した作品です。

掲載誌が移籍しましたが、漫画自体は全18巻で完結を迎えています。

現在は続編「金田一パパの事件簿」が連載中のため、何が打ち切りなのかと混乱している方もいるようですね。

この記事では、「金田一37歳の事件簿」がなぜ打ち切りと噂されるようになったのか、原因を追究していきます!

この記事を読んでわかること
  • 「金田一37歳の事件簿」打ち切りの噂の真相は?
  • 「金田一37歳の事件簿」の何がつまらないと言われているのか?
  • 「金田一37歳の事件簿」が休載したのはなぜ?
目次

「金田一37歳の事件簿」の打ち切り理由3選!

では、なぜネットで打ち切りの噂が広まったのでしょうか。

噂の理由を一つずつ見て行きましょう。

金田一37歳の事件簿最終回って見かけたんだけどマジ?
打ち切りENDなの?

金田一37歳の事件簿、全部ほっぽって打ち切りエンドになったって聞いて萎えたんだが

ネットだといろんな情報が交錯してて、何が本当か分かりにくいね…

理由①:連載途中に30周年記念漫画を連載するために一時休載したから

打ち切りと言われる理由は、連載途中に30周年記念漫画を連載するために一時休載したからです。

金田一シリーズは、1992年10月の連載(週刊少年マガジン)から始まり、2022年10月に30周年を迎えました。

これを記念するために、「金田一37歳の事件簿」連載を一時休載。

代わりに、高校生に戻った新シリーズ「金田一少年の事件簿30th」(2022年1月~2023年1月)が1年間連載されました。

この休載が「金田一37歳の事件簿」が打ち切りと噂される原因のひとつです。

公式からの発表で30周年記念イベントはあれど、一向に再開の兆しを見せない様子から、打ち切りを心配するファンから流れたのだと考えられます。

しかし、「金田一少年の事件簿30th」の評価は高く、また「金田一37歳の事件簿」へと繋がる内容が含まれていました。

この休載でネットはあまり混乱しなかったようですが、いつ再開なのか分かりづらいといった声があがっていました。

金田一37歳の事件簿っていつの間にか連載再開してたのね

金田一37歳の事件簿再開してた 楽しみ

加えて、テレビドラマ(2022年4月~7月)も始まったため、現場の忙しさから休載が長引いたと推察されます。

結局、休載から約1年後に掲載誌を移籍して「金田一37歳の事件簿」は再開されました。

理由②:掲載誌だった「イブニング」が休刊したことに伴う誤解があったから

打ち切りと言われる理由は、掲載誌だった「イブニング」が休刊したことに伴う誤解があったからです。

それまで掲載していた漫画雑誌「イブニング」は発行部数の減少と読者の電子書籍へのシフトを主な理由に、2023年2月末(イブニング6号)で休刊しました。

原因は、直近3年間で発行部数が約3割減少したことが大きな要因とされています。

発行部数は近年低下を続けていた。日本雑誌協会が発表している直近のデータ(22年7~9月)によると、同誌の印刷証明付き発行部数は、4万2467部。18年は7万5000部を超える期間もあったが、19年10~12月に7万部を割り、20年10~12月には6万部割れしている。

引用:ITmediaビジネスONLINE

掲載誌「イブニング」が休刊を発表したとき、「金田一37歳の事件簿」はまだ再開しておらず、何も情報が出されていませんでした

このため、ファンからは先行きが不透明になり、打ち切りの疑念が湧いたものと考えられます。

おいおいイブニング休刊したら金田一どこで連載するんだよ!!!

紙媒体で追ってた私にとっては悲報すぎる…

30周年シリーズは今やってる事件が休刊までに終わりそうだとして37歳シリーズは掲載誌移動?

イブニングの休刊には激震があったが、無事続きが読めるようなので安心しました。

実際は、「金田一37歳の事件簿」はじめとする一部の漫画は同社の漫画アプリ「コミックDAYS」に移行し、連載継続となったようです。

しかし、告知が遅れたことで、誤解を生み混乱させる結果となったのは言うまでもありません。

こうした不安から事実確認をするために行った検索行為が「打ち切り」と表示されるようになった原因でしょう。

理由③:物語がつまらないと一部のファンから不評だったから

打ち切りと言われる理由は、物語がつまらないと一部のファンから不評だったからです。

主に指摘されているのは、20年後のキャラの様変わりが残念、以前に比べてミステリーがつまらない、青年誌だからか余計な性的描写が多い、の3点です。

まず、20年後のキャラの様変わりが残念という点について詳しく見ていきましょう。

「金田一37歳の事件簿」は、高校生から20年後を舞台にして描いています。

主人公は探偵でも刑事でもなく、ありきたりなサラリーマン生活を送っていました。

これまでずっと青春を送って輝いて見えた高校生キャラの変わり様に、残念だと感じる読者が一定数いるようです。

しかし賛否両論あれど、ネットではキャラの成長を受け入れ楽しむファンの割合が多いように見受けられました。

なにがあったらこんなに推理したくないぐーたら中年が出来上がるんでしょう。しかもまだ美雪ちゃんとくっついていないなんて、いいのかそれ。かわいそうだろ。じっちゃんの名にかけてといっていたわりにはじっちゃんの血を途絶えさせるきなのかお前は。

金田一少年のファンだったので期待していましたが、薄汚い独身男性て感じで残念だった。

 37歳に年齢が上がると聞いてネガティブでしかなかったのはなんでだったろう。こんなに面白いとは思わなかった。否定的なファンもやはり多いらしいが。

なるほど、これは結構リアルかもしれない。いくつ難事件を華麗に解いたところで、現実に名探偵は存在しなく、それを職業にするには、並々ならぬ自己プロデュースが必要だろう。一ちゃんはそういうの得意そうじゃないし、そもそもじっちゃんの金田一耕助だって、うだつの上がらない大人だった。であれば、大人になって、じっちゃんに近づくのは当然のこと。

次に、以前に比べてミステリーがつまらないという点について。

「金田一37歳の事件簿」ではこれを指摘するファンが最も多く見受けられました。

ミステリーの醍醐味ともいえる読者の考察が捗らないと不評を買っているようです。

以前の「金田一少年の事件簿」とは違う真新しい展開を期待していたファンにとっては、少し期待外れな一面があったようです。

金田一37歳の事件簿は明らかに読者に推理をさせる気が無い描き方になってつまらない。見取図を見せてくれないし、離れの建物についての描写も無いのに犯人の追い詰め中に唐突に出てくるし、昔のように犯人当てが不可能になった。

「金田一」シリーズにしては珍しい「パターン」がいくつか盛り込まれていて実験的(○○残りとか)だが、地味であるな。

トリックとかちょっとサラッとしすぎている気がする。動機などの人間関係からは推理ができないようになっているけど、うーん。

正直ストーリー、トリックがショボい。昔はこの程度でもウケたんだろうが、無理のあるトリックに穴だらけの推理。推理物としてレベルが低いと言わざるをえない。

そして、青年誌だからか余計な性的描写が多いという点について。

掲載していた漫画雑誌「イブニング」は青年誌であるため、「金田一少年の事件簿」に比べて性的描写が含むようになりました。

「金田一少年の事件簿」で少年誌のイメージの強かったファンからすると、違和感が勝っている様子が勝っているようです。

しかし、これは青年漫画であり、37歳の大人になった背景が入るため、むしろ自然ではと考えられます。

金田一37歳のイベント簿は露骨なエロ描写が迷惑すぎる。 金田一も少しはエロ要素はあったけど、ここまで酷くはなかった。 大人向けになってから不自然なエロが多くて嫌になります。

金田一は37歳の事件簿になってから毎エピソードに必ず申し訳程度のエロ要素が入るようになり違和感があります。

これらの指摘から、一部の読者から不評を集め、つまらないと言われる結果に繋がったようです。

ファンはネットで不満を漏らすため、1を見て10だと思わずとも、ファンが打ち切りを心配するのは当然と言えるでしょう。

「金田一37歳の事件簿」の最終回はつまらない?面白い?

「金田一37歳の事件簿」の最終回はつまらない?と言われていますが、それはほんの一部の意見に過ぎません。

全体的には、面白いという意見に総評が傾いています。

つまらないとする意見には、「金田一37歳の事件簿」全話を通して、知りたいことが描かれていないといった指摘もありました。

37歳は色々とストーリー構成に違和感があり、事実上の打ち切りなのではないかと思います。各所の裏でドラマが用意されていたように思えてならない。不完全燃焼感は拭えません

犯人に感情移入できるだけの尺がないまま進んでいったなぁ…

はじめと美雪の関係性や、謎を解きたくなくなったきっかけなど、これまで伏せられてきた割にはあっさりと、簡単に描かれた印象。この辺りは新シリーズの中ででもいいからもう少し深く知りたいなあと思った。

一方で、面白いとする意見には、当時のファンたちと同様にキャラも年を重ねたこと、次のシリーズに期待が持てる最終回だったという好評が挙げられます。

まるで知り合いのように感じる稀有なキャラクターだ。金田一君は。年齢設定が私とほぼ同じだからだろうか。その彼が父親になった。
新シリーズに乞うご期待な18巻です。

金田一には色々とおめでとうと言いたくなるような出来事が起き、それを節目に次回からは新シリーズへ!金田一も作者も応援してます!

金田一少年の事件簿を読み始めた時、読者と同じように登場人物たちが歳を重ねていくとは思いませんでした。そしてこの結末も想像していませんでした。金田一も遠回りしたけど、やっと、本来の道筋に戻った気がする。

最終巻では、金田一と高遠の因縁の対決に加え、懐かしいキャラクターも登場し、シリーズを締めくくるにふさわしい内容だと評価されています。

いろいろ変わって驚いたけど…最終的に探偵になってくれて本望!

「金田一37歳の事件簿」のよくある質問

ここからは、この作品についてよくある質問に回答していきます。

今回の質問は下記のとおりです。

  • 「金田一37歳の事件簿」の事件簿は全何巻?
  • 「金田一37歳の事件簿」を入れたシリーズの時系列順は?
  • 「金田一37歳の事件簿」の続編は?

それでは、順番に回答していきます。

「金田一37歳の事件簿」の事件簿は全何巻?

「金田一37歳の事件簿」は全18巻で完結しています。

講談社の元、天樹征丸先生原作、さとうふみや先生作画で「金田一37歳の事件簿」は描かれました。

\漫画の発売日の一覧/

巻数発売日巻数発売日備考
第1巻2018年6月15日第10巻2021年6月23日
第2巻2018年10月23日第11巻2021年10月21日
第3巻2019年2月22日第12巻2022年4月21日2022年1月~2023年1月30周年記念連載作品のため休載
第4巻2019年6月21日第13巻2022年6月22日2022年2月「イブニング」休刊
第5巻2019年10月23日第14巻2023年9月22日2023年4月「コミックDAYS」に移籍
第6巻2020年3月23日第15巻2024年1月23日
第7巻2020年6月23日第16巻2024年6月21日
第8巻2020年10月23日第17巻2024年10月22日
第9巻2021年4月23日第18巻〈完結〉2025年1月22日同時に「金田一パパの事件簿」が連載開始

「金田一37歳の事件簿」を入れたシリーズの時系列順は?

金田一シリーズの歴史は長く、現在連載中の「金田一パパの事件簿」を含めて10シリーズあります。

1992年の連載開始から2025年現在に至るまで、漫画、小説、ドラマ、アニメと多くメディアミックス化された人気長寿作品です。

\金田一シリーズ時系列/

年代シリーズ名備考
1992年~1997年FileシリーズFile1~File19 / 単行本全27巻
1本の長編が単行本をまたぐ形で展開されている
1998年~2001年Caseシリーズ第File20~File26 / 単行本全10巻
1997年~2000年Short Fileシリーズ短編集 / 全6巻
1998年~2000年Akechi Fileシリーズ金田一のライバル明智警視を主人公としたシリーズ / 全2巻
2004年~2011年新シリーズ不定期(年1回)・短期集中掲載の形で展開。長編と短編 / 全13巻
2012年~2013年20周年記念シリーズ長編3編と短編1編 / 全5巻
2013年~2017年金田一少年の事件簿R全10個の事件 / 全14巻
2018年~2024年金田一37歳の事件簿20年後の舞台 / 全18巻
2023年4月「イブニング休刊に伴い「コミックDAYS」に移籍
2022年〜2023年金田一少年の事件簿30thこの連載期間「金田一37歳の事件簿」は休載 / 全4巻
2025年1月~連載中金田一パパの事件簿美雪との子どもの育児をしながら探偵を行う新シリーズ/ 既刊1巻

「金田一37歳の事件簿」の続編は?

次のシリーズは「金田一パパの事件簿」です。

「金田一37歳の事件簿」の完結と同時に、新シリーズ「金田一パパの事件簿」の連載が始まりました。

金田一はじめが結婚し、子供もいるという設定で、新たな物語が展開されます。

はじめちゃんが父親になったと聞いたのでお祝いも込めて『金田一パパの事件簿』の単行本を購入。 漫画のキャラクターってどんどん年を追い抜くもんなんだけど、金田一一はいまだに年上でいてくれるから嬉しいよなぁ〜

金田一パパの事件簿 次は金田一壮年の事件簿やな〜

「金田一37歳の事件簿」の打ち切りに対するSNSの声

結論、「金田一37歳の事件簿」は打ち切りではなく、意図して完結した作品です。

SNSでは「金田一37歳の事件簿」に関して、さまざまな意見が飛び交っています。

ここでは、読者の声を一部ご紹介しますね。

金田一37歳の事件簿、ポルターガイストの事件が最後まで駄作すぎて悲しくなった。トリックと証拠は丸出し、伏線回収も後日談も雑すぎ、動機はそんなことある?って感じで。これ1巻だったら即打ち切りだと思う。

最後で高遠が三度目の脱獄を果たしており、「また?」という気持ちにさせられます。打ち切りじゃないんだとは思いましたが。

感情移入する時間をください…って感じか

いろいろ衝撃だったシリーズだしね

打ち切りってよく検索で見ましたが、パパ編まで繋がってよかったー

37歳はダラダラ進んでた印象。終わらないかとひやひやした。
とりあえず新シリーズが期待大

ミステリーネタが尽きたのかとも思ったけど、今はその心配もないか

キャラが成長するのも結構うれしいだろうなぁ

主人公が急に大人になりファンや世間をざわつかせた「金田一37歳の事件簿」。

少年のイメージが強く、賛否両論あったようですが、今では広く受け入れられています。

パパとなって、新たに探偵として人生を歩む「金田一パパの事件簿」に目が離せませんね!

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