「ヒカルの碁」は少年漫画としては少し異彩でしたが、この漫画がきっかけでプロの棋士を生み出すなど囲碁文化の発展に健闘を称えた作品です。
しかし、ネット上では「韓国が原因で打ち切りになった」「最終回がひどかった」などの声が上がっています。
いったいなぜこのような声が上がっているのでしょうか?
結論からいうと「ヒカルの碁」が打ち切りで終わったというのは事実ではありません。
また、韓国からの圧力という噂も真実ではありませんでした。
「でも検索すると韓国というワードが頻繁に出てくるし本当かな?」と思っている方もいますよね。
この記事では韓国との関係やひどいという声もある最終回についても言及します。
・「ヒカルの碁」は本当に打ち切りなのか知りたい
・作品と韓国との関係を知りたい
・今後続編などがあるのか気になる
ヒカルの碁の打ち切り理由3選!
結論からいうとヒカルの碁は打ち切りでの連載終了ではありません。
ヒカルの碁が打ち切りと言われる理由について、主な3つのポイントを解説します。
ヒカルの碁面白かったけど、終わり方は打ち切りみたいだったな~
なぜ、打ち切りだと噂が出ているのか知りたいな。
終わり方が不自然だったのかな
理由①読者アンケートの人気が低迷したため
打ち切りと言われる理由は、読者アンケートの人気が低迷したため。
『週刊少年ジャンプ』の読者アンケートで連載後半になるにつれて順位が下降傾向にあったため編集部が連載を打ち切りにしたという声があります。
佐為がいなくなったけど人気だから連載続けよう
人気が下がったので打ち切りです!
なんか当時のアンケート結果をそのまま反映した終わり方って感じがする
少年ジャンプなどの週刊雑誌は読者アンケートの結果が連載の命綱であると言われています。
しかし、沢山の作品が掲載されている週刊雑誌において連載後半になると人気が下がり気味になるのは自然なこととも考えられます。
また続編を希望する声もあり未だに人気を誇る作品なのでアンケート結果に左右された連載終了ではないと言えるでしょう。
理由②韓国からの圧力
ヒカルの碁は韓国からの圧力がかかったため。
ヒカルの碁は19巻から「北杜杯編」にて韓国が舞台の対戦が描かれています。
作中で日本人キャラが韓国人キャラに勝ったことにより韓国人から抗議が沢山来て打ち切りになったという噂がある。
そんな噂も出てたんだ。
北杜杯編の展開や登場人物のキャラクター設定が原因で韓国から圧力がかかり連載が打ち切りになったという噂があります。
しかし、韓国からの圧力がかかったというのはデマの可能性が高いです。
またこの件について集英社に問合せをした人もいるそうで集英社側はその件を否定しているようです。
理由③終わり方が打ち切りみたいな展開
ヒカルの碁の最終話が打ち切りのような展開だったため。
最終話の話の展開などにおいて不自然で消化不良な終わり方だという声があります。
続きは?本当にここで終わるの?
最終話でのヒカルとアキラの対戦に決着が付かなかったことや、未回収のエピソードがあったため「打ち切りでは?」と思う読者も少なくありません。
ただ、余韻を残す終わり方を評価する声もありました。
もう少し回収できるものもあったと思うけど、最終話は色々考えさせられるもので、素晴らしい作品でした!
ヒカルの碁は最終回がつまらない?ひどい?
先述したとおり、最終話の展開が未完だったためひどいという声もありますが、それは読者の感想にすぎません。
明確な結末を描かかず余韻を残す・今後の展開を作者に委ねる描き方はヒカルの碁に限らずさまざまな作品でもそういった技法が使われています。
最終話のストーリー、タイミングともに色々な推測が出ていますが、ベストな終わり方のひとつだと言えます。
色々な憶測が飛び交ってたけど結局は読者がどう捉えるか、なんだね
ヒカルの碁のよくある質問
ここからは、この作品についてよくある質問に回答していきます。
今回の質問は下記のとおりです。
Q1.ヒカルの碁は何巻で完結しているの?
Q2.佐為(サイ)は戻ってくる?
Q3.続編はあるのか?
それでは、順番に回答していきます。
Q1.ヒカルの碁は何巻で完結しているの?
A.ヒカルの碁は全33巻で完結しています。
『週刊少年ジャンプ』にて1999年~2003年と長期に渡り連載されました。
概要は下記の表になります。
\概要はこちら↓/
項目 | 内容 |
---|---|
連載期間 | 1999年2・3合併号〜2003年33号 |
話数 | 本編:189話 番外編:9話 |
作者 | 原作:ほったゆみ 作画:小畑健 |
監修 | 梅沢由香里(現:吉原由香里)(日本棋院) |
Q2.佐為(サイ)は戻ってくる?
A.ヒカルの碁は大まかに「佐為編」と「北杜杯編」の構成になっており、15巻では佐為がヒカルの元から姿を消します。
その後、佐為はヒカルの元に戻ってくることがありませんでした。
この件については、読者がさまざまな考察をしています。そのひとつがこちらです↓
『ヒカルの碁』というタイトルがとても深い
序盤は佐為の碁であったけどヒカルの棋士としても成長物語になっていった。
終盤ではヒカルが一人で戦っていく「ヒカルの碁」が漸く見れた。
ヒカルの台詞「俺の碁の中にアイツ(佐為)がいたんだ。」がタイトル回収だと思うな。
\編成一覧/
編成 | 巻数 | 備考 |
---|---|---|
佐為編 | 1巻~17巻 | ヒカルが佐為に取り付かれ、碁を打ち始める |
番外編 | 18巻 | 主要キャラクター6人の1話完結読み切りを収録 |
北杜杯編 | 19巻~23巻 | 日本・中国・韓国対抗の「北杜杯」が開かれる |
Q3.ヒカルの碁は続編がある?
ヒカルの碁は現時点では、続編はありません。しかし連載終了後から10~20年後には主に2点の動きがありました。
①2013年発売のBlu-ray BOX5の特典ブックレットに10年後のヒカルとアキラの姿が小畑健先生によって描かれています。
小畑先生が描いた10年後のヒカルとアキラがかっこいい!と話題になっていました。
②2021年にはアニメ放送20周年として特設サイトや期間限定ショップの開催もありました。
ヒカルの碁の打ち切りに対するSNSの声
ヒカルの碁は北杜杯編の展開や最終話の結末から打ち切りだという声もありましたが、正式には打ち切りで終わったという情報はありません。
20周年企画を皮切りに最近でも続編を希望する声があります。
ここでは、読者の声を一部ご紹介しますね。
アニメ20周年企画特に何もなく終わったけど最近グッズたくさんでてるから続編来るかも!来て欲しい!
今でも続編希望があるって根強い人気なんだね
7月には舞台化もされていたわ!
舞台Blu-rayが2025年2月28日(金)発売と舞台公式Xにお知らせがありました。
2月に舞台のBlu-ray発売も控えているし、漫画の方も動きがあるといいなぁ。。。
これは続編でなくても何らかの動きが期待できそうだね!
久しぶりのヒカルの碁を読んでみたけど、続編が作れる終わり方になってるなー・・・。
一部の読者からはひどいと言われる声もあった最終話ですが、裏を返せば続編が期待できる終わり方だという声もありました。
連載終了から20年経ちますが、未だにグッズの発売や舞台化、中国でのドラマ化など新しい動きがあるのでもしかしたら1回きりでも続編が期待できるでしょう。
また新たな情報が出るのを楽しみに続編が出るようSNS等で声を上げていきましょう!
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